No.5 (祭座新聞 第六号、2001年1月掲載)

和太鼓祭座    


お店の前にどうして塩を盛るようになったのですかご存知ですか?


 よく店の玄関に水を打ったあと、盛り塩をする姿を見かけることがありま

すよね。一般的には、客を呼び寄せるための縁起担ぎ又は、清めと言わ

れています。しかし、諸説あるようですが、中国の皇帝起源説が有力。

昔の中国の皇帝は多くの妃を持っていて、それぞれ別個に居を構えさせ、

その日の気分によって皇帝は居を訪ねたという。逆に、妃にとっては何時

訪ねてくるかわからない。いくら化粧をしても身支度を整えても待ちぼうけ

をくってしまう。そこで、ある妃は牛舎でやてくる皇帝を止める一計を案じた。

屋敷の前に牛の好物の塩を盛り、牛ごと止めてしまうというもの。立ち寄る

のではなく、立ち寄らざるを得なくしたのだ。後に皇帝は何度も同じ妃の家

泊るようになり、寵愛するようになったという。この話が後世に伝わり、店

が客を呼び止めるために入り口に盛り塩をするようになったという。