No.22 (祭座新聞 第二十三、2005年2月掲載)
青森県の三内丸山の大遺跡群での調査チームの発表は、推定5500
〜4000年前の縄文時代のもので、従来の縄文時代史を塗り替えるもの
だったという。その中の1つに釣り針がありました。縄文人が魚を捕るため
に動物の骨を削って作ったもの。モリを使って魚を獲っていたと考えられて
いたのが、”釣り”という技術を持っていたという証拠なわけです。更に、
考古学者の推測によると、針だけでなく糸に注目すべき点が多いそうです。
それは、糸を作る高い技術があったという観点で、、。もちろん、糸は発見
されていないので、あくまで推測というレベルなのであしからず。釣り針が
発見されたという事は、釣り糸が必ずあったということで、それは何か朽ち
果てるモノで出来ていたという証し。その釣り糸の条件とは、当初は強くて
時間が経つとモロくなるもの。その条件にあったものが、実は発見されてい
る。しかも釣り針周辺でです。それは、植物繊維を縒り合わせて作った紐の
断片‐‐‐、分析した結果ではクワ、フジの木などの表皮の下にある甘皮の
部分やイラクサ類の表皮の繊維を縒り合わせたものだったという。
縄文人たちはかなり細かい丁寧な手作業で釣り糸を作っていたということ
になります。(推論では)で、実際にイラクサの繊維でつまようじの太さに
縒って作った糸で実験したところ、十分使用に耐えたそうです。なんだか、
その糸を作っている間にお腹が減りそうですね、、、。