No.10 (祭座新聞 第十一号、2002年2月掲載)
今回は不思議な呼び名のルーツです。以外に知らない「土佐衛門」です。
石部金吉といえば、きわめて頭の固い融通のきかない人の代名詞で、
浄瑠璃に登場する名前ですが元から代名詞として使われています。つま
り、石部金吉なんて人はどこにもいなかったのです。
ところが、「土佐衛門」なる人物は存在していました。享保(1716〜17
35)の頃の力士:成瀬川 土佐衛門という男。変な話、水死体というのは
体にガスがたまってプックリとふくれあがります。その姿が超アンコ型力士
の土佐衛門を思わせたことから、いつしか水死体をその名で呼ぶようにな
ったそうです。力士なのに”死に体”になぞらえるとは、やたら大きいだけ
であまり強くなかったのかもしれない...。